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コマンドラインスイッチ
2009年10月01日木曜日~
- 同じスイッチが複数回指定されている場合、後で指定された値で上書きされていきます。
- コマンドラインスイッチは「ハイフン(-)+アルファベット」の他に「スラッシュ(/)+アルファベット」の形でも認識可能です。
- コマンドラインスイッチの位置は音声記号文字列、または入力ファイル名の前後どちらにも記述可能です。
ファイル出力モード
「-o」(デフォルト:オフ)。
- 読み上げた音声データをWAVEファイルとして保存します。
- 出力ファイル名が指定されていない場合、TEXTファイル読み上げ時にはTEXTファイル名の拡張子を「.wav」に変更(拡張子がなければ単純に「.wav」を付加)したファイル名がWAVEファイル名となります。
- 音声記号文字列を直接指定して実行されている時にはその音声記号文字列に「.wav」を付加したものがWAVEファイル名として使用されます。
ファイル追記モード
「-a」(デフォルト:オフ)。
- 読み上げた音声データを既存のWAVEファイルに追記します。
- 追記先として設定されているWAVEファイルが存在しない場合は新規に生成します。
- 単純な追記のため追記先の音声フォーマットやヘッダファイルのサイズが異なる場合には不正なWAVEファイルが生成されます。
- このスイッチを指定した場合は「-o」も指定されたことになります。
出力ファイル名指定
「-f:ファイル名」(デフォルト:指定なし)。
- 指定された文字列はそのままCreateFile関数に渡されますので、場所の指定方法やパス指定がなかった場合の生成場所等はCreateFile関数の規則と同じです。
- このスイッチを指定した場合は「-o」も指定されたことになります。
速度値設定
「-s:数値(50~300)」(デフォルト:100)。
- 数値が大きいほど速くなります。50で速度半分、100が標準、300は3倍速です。
- このスイッチが設定する数値は埋め込み制御文の「<-S:数値>」(大文字)で変更される数値と同じものです。
- 数値が範囲外の場合、大きすぎる時は300に、小さすぎる時は50に補正されます。ただし0の場合は50ではなく100に補正されます。
- 内部的にはatoi関数で数値化しておりますので数値化できない文字列を指定した場合はatoi関数が0を返し、結果的に100に補正されます。
音量値設定
「-v:数値(1~600)」(デフォルト:100)。
- 数値が大きいほど大きくなります。100が標準です。
- このスイッチが設定する数値は埋め込み制御文の「<-V:数値>」(大文字)で変更される数値と同じものです。
- 数値が範囲外の場合、大きすぎる時は600に、小さすぎる時は1に補正されます。ただし0の場合は1ではなく100に補正されます。
- 数で数値化しておりますので数値化できない文字列を指定した場合はatoi関数が0を返し、結果的に100に補正されます。
- 波形数値に対する単純な乗算で計算していますので大きな数値を設定すると音割れ等が発生しますのでご注意ください。
出力メッセージ種設定
「-m:数値(0~3)」(デフォルト:3)。
コンソールに出力される文字列は、製作者が文中に「<-c:~>」で埋め込んだコメントメッセージと、AquesCmdDlが話者や速度を変更した際に出力する制御文メッセージと、ファイルの読み込みや書き出しに失敗した際などに出力されるエラーメッセージの3種類があります。
そのうちのコメントメッセージと制御文メッセージの2種類は表示・非表示をここで指定できます。
0 | 何も出力されません。 |
1 | コメントメッセージのみ出力されます。 |
2 | 制御文メッセージのみ出力されます。 |
3 | コメントメッセージと制御文メッセージが出力されます。 |
- 数値が範囲外の場合はデフォルト値が使用されます。
- いずれの数値の場合であってもエラーメッセージは出力されます。
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